呉式太極拳の始まり

 呉式太極拳は、開祖の呉全祐先生が北京で楊式太極拳を学び、そこから発展させて作られました。
 1927年に呉式太極拳第二代の呉鑑泉先生は上海に移りました。同じく第二代の王茂斎先生は北京に残りました。王家と呉家は南と北に分かれ、”南呉北王”と呼ばれました。当会は呉式太極拳のうち、北京を中心に広まった北流派に属しています。

丹東呉式太極拳の歴史

 丹東呉式太極拳は北京を中心に広まった、王茂斎先生(第二代伝人)からの流れをくむ北流派の伝統呉式太極拳です。

 王輝璞先生(第四代伝人/掲載写真)は1983年に遼寧省丹東市で初の武術団体、丹東呉式太極拳研究社を設立しました。同じ楊禹廷先生(第三代伝人)の弟子である北京の著名な武術家、王培生先生(第四代伝人)とともに呉式37式太極拳を制定しました。





呉式第一代呉全祐(北京⇒上海)
呉式第二代王茂斎(北京)
呉式第三代楊禹廷(北京)
呉式第四代王輝璞(丹東)
呉式第五代斉金文(日本)

日本研究総部

 1993年から日本に定住された斉金文先生(第五代伝人)により、中国から伝統呉式太極拳が伝えられました。

1999年 中国丹東呉式太極拳研究社日本分社を香川県高松市に設立

2002年 中国丹東呉式太極拳日本研究総部と改称

斉金文(山崎斉) 呉式太極拳第五代伝人                          丹東呉式太極拳日本研究総部会長      

2002年  中国国家二級武術裁(審)判員  

2008年  中国武術段位五段

 1960年黒竜江省寧安市生まれ。幼い頃から武術に興味を持ち、少林拳や長拳などを学びました。 1985年に呉式太極拳第四代伝人である王輝璞先生から呉式太極拳を学び始め、呉式太極拳83式・37式、64式太極剣、太極13刀、推手などを次々と学んでいきました。1994年に正式に王輝璞先生の弟子となり、呉式太極拳第五代伝人となりました。 

                                 

 斉金文先生は多くの省や市の武術大会に参加してきました。 1986年、遼寧省武術大会の太極拳推手65kg級で銀メダルを獲得、 男子呉式太極拳で優勝、男子呉式太極剣で3位となりました。1988年の丹東市武術大会では男子呉式太極拳剣で優勝、男子呉式太極拳で準優勝しました。1991年、丹東市太極拳大会で男子呉式太極拳で優勝。 1998年、全日本中国武術協会武術大会において呉式太極拳功績賞を受賞しました。